映画 JOKER レビュー
ジョーカーあらすじ&解説
『ザ・マスター』『ビューティフル・デイ』などのホアキン・フェニックスが、DCコミックスの悪役ジョーカーを演じたドラマ。大道芸人だった男が、さまざまな要因から巨悪に変貌する。『ハングオーバー』シリーズなどのトッド・フィリップスがメガホンを取り、オスカー俳優ロバート・デ・ニーロらが共演。『ザ・ファイター』などのスコット・シルヴァーがフィリップス監督と共に脚本を担当した。
孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる
ジョーカー基本情報
上映時間 122分
制作年 2019年
監督 トッド・フィリップス
主要キャスト
ザジー・ビーツ
マーク・マロン
ジョーカー評価!
公開前から話題になり、かなり期待度が高い状態で鑑賞。期待を超える傑作で驚いた。
ストーリー自体そこまで凄いオチがあるわけでもなく、淡々と進んでいくのにのめり込んでしまう。
その理由として、他人事ではない内容と、ホアキン・フェニックスの演技力。ほんとに圧巻の演技だ。
家族、経済状況、仕事、周りの人達、障害。
あらゆる環境が重なり誰にも理解してもらえず、解決もできない、そうして優しきアーサーは闇へとどんどん堕ちていく。
誰にでもジョーカーになってしまう要素があるというのを教えられる映画だ。
決して、ジョーカーがやった事は正義ではないのだが、私は映画を観てハッピーエンドのように感じてしまった。
そう感じるということは、ジョーカーの気持ちや考えを少しは理解出来てしまっているということ。それが、現代社会の問題であり、他人事ではないという言葉に繋がるだろう。
人によってはこの映画を批判する者もいるだろう、だがこういう問題だからこそ世間に訴え、問いを投げかけるべきだと私は思う。
個人的な点数!!
ストーリー ★★★★★
映像 ★★★★☆
配役 ★★★★★
音楽 ★★★★★
演出 ★★★☆☆
最後に。
個人的にこの映画は最高傑作と言えるが、もし観るなら精神状態が安定している時に見るのをオススメする。決して大袈裟ではない。