今日、遂にリリース。AVICIIの『TIM』が教えてくれること
遂にリリースされた。AVICIIの、残された楽曲達とティム・バークリングのメモ書き、メールのやりとり、テキスト・メッセージを元に彼の意思を受け継いだ共同プロデューサー陣が、世界中のファンたちと共有することを願う家族の強いメッセージと共に完成させたアルバム、『TIM』。彼の音楽への深い理解と愛情が作り上げた作品と言えるだろう。
AVICIIの楽曲がもたらすエモーション、あのとめどない多幸感は、いつでも人間の脆さと表裏一体だった。だからこそ、あれほど力強く人々を勇気付けてきた。
それでも、クリス・マーティンが参加している”Heaven”など、やはり涙なしには聴けない。AVICIIはいない、という現実を突きつけてくるようでもある。
でも、それでもやっぱり、前に進め、と、AVICIIの音楽はいつもと同じように語りかけてくる。
本日6月7日に世界同時リリースとなったアヴィーチーのニュー・アルバム『ティム』より、コールドプレイのクリス・マーティンが参加した“Heaven”のリリック・ビデオが公開された。
同新作にはイマジン・ドラゴンズが参加した“Heart Upon My Sleeve”、坂本久の“上を向いて歩こう”をサンプリングに使用した“Freak”等が収録される。
また、アルバムの発売を記念し、アヴィーチーの家族に送られるメッセージボードの設置も決定した。このメッセージボードは、本日より1週間限定で全国13店舗のタワーレコードに設置されるとのこと。
メッセージボードの設置店舗などはアヴィーチーの公式サイトより。
なお、アヴィーチーのアルバムからの純利益は、メンタルヘルス問題、自殺防止と教育、野生動物の保護などにフォーカスしている団体をサポートする非営利「Tim Bergling Foundation」に寄付されるとのこと。
上を向いて歩こうをサンプリングしているのにとても驚いた。
Aviciiはこれからも音楽の中で生き続けるだろう。